マドフ騒動から1年経った今、私たちは全体が崩壊した時よりも良い状況にあるのだろうか?
もちろん、答えはノーだ。マスコミは相変わらずヘッジファンドの「高い手数料」に文句をつけ、政府は相変わらずヘッジファンド規制を強化すると脅し、投資家は相変わらず記録的なペースでヘッジファンドに資金を投入している。
手数料の話が私をおかしくしている。 ご存知の方も多いと思うが、ヘッジファンドに投資している人が実際に手数料に不満を抱いているとは思えない。むしろ、手数料を請求できない人たちが反対の先頭に立っているのだ。規制の脅威はまったく脅威ではなく、世界中の投資家の信頼を高めることで業界を成長させるものだ。彼らはいまだに、ヘッジファンドを運営する人たちが最高で最も優秀なマネー・マネージャーであると、良きにつけ悪しきにつけ信じている。
ロイターに最近掲載された記事「Hedge Funds Tip-Toe Toward An Uncertain Future」は、この業界が直面している問題の多くを取り上げており、読み応えがある。問題は、執筆者がそれを理解していないことだ。彼らは、単に機能する商品を求める投資家が、ヘッジファンド・マネジャーが提供するのはそれだと信じているという事実を理解していない:機能する商品。商品が機能しなくなったり、投資家がマネージャーへの信頼を失ったりすると、彼らはファンドから資金を引き揚げる。
今、私はすべてのヘッジファンドが機能すると言っているわけではないし、すべてのヘッジファンド・マネジャーが彼らの取る手数料に見合う価値があると言っているわけでもない。私が言いたいのは、それはあなたのお金だということだ。適切なレベルのデューデリジェンスを行うまでは、何もしないことだ。ヘッジファンド・マネージャーと名乗り、2ドル20セントの手数料を取るからといって、自分のお金に見合うだけの価値があると信じてはいけない。調査を行い、適切な判断を下すのに十分な答えを得るようにしましょう。
とはいえ、ヘッジファンドの規制と資産調達は、火曜日のHEDGEAnswers電話会議で取り上げる多くのトピックのうちの2つである。これはシリーズの2回目で、かなり良いものになりそうだ。質問が続々と寄せられ、ディスカッションは大いに盛り上がりそうだ。登録はこちらから。